大企業女子インタビューvol.1 広告代理店 冨田薫子さん

大企業という仕組みを生かして、自分らしく花を咲かせている人にスポットを当てるキャリアコーナー!第1回のゲストは、某大手広告代理店でメディアプロデュースに携わる冨田薫子さん(33歳)です。
「面白いことがしてみたい!」と広告代理店で働くことを選んだ薫子さんが、入社から10年目を迎えた今考える大企業で働く魅力意義とは?等身大で語っていただきました。

 

私のキャリア

―今どのようなお仕事をされていますか?―
現在は、広告代理店にて、広告媒体(主にテレビ、ラジオ、新聞、雑誌)を使ったメディアプロデュースを担っています。
具体的には、テレビ局やラジオ局といった媒体(メディア)側からイベントや企画などの情報を集約して営業部隊に発信する活動や、逆にクライアントが持っている広告費の有効な使い方をご提案する活動を行なっています。
例えば、不動産会社様がクライアントの案件では、1億円という予算の中で、ターデットとなる顧客層にいかに効果的なアプローチができるかを検討し、複数の広告媒体を使った戦略をご提案しました。その他、みなさんもご存知のテレビアニメ番組のCM枠の営業なども行なっています。

 

-広告代理店への入社のきっかけは何ですか?-

何でしょうね。(笑)とにかく「面白いことがしてみたい!」という一心だったと思います。私自身には、それほどクリエイティブな才能はないけれど、面白いことにはこだわりたかった。また、一つの製品だけではなく、色々なものに関わる仕事がしたいなと思っていました。
実際に、新卒では営業を、そのあと、ダイレクトマーケティングのチームを経て、今はメディアプロッデュースをしていて、同じ会社にいながらも、まるで転職したかのように色々なことをできるところが面白さでもあるかなと思います。

 

―現在の仕事でやりがいを感じる瞬間はどのような時ですか?―
メディアプロデュースのお仕事は、「情報戦」です。広告を打つ媒体の情報はもちろん、クライアントや競合他社の情報をどれだけ取ってこられるかがとても大事になります。その点で、相手と信頼関係を構築できたことで、ビックスポンサーの情報をいち早く取得し、クライアントの広告にはめられた時などは、とてもやりがいを感じます。

 

私のこだわり

―キャリアを考える上での軸や大切にしている価値観はありますか?-
「成功体験は捨てる」ことを大切にしています。
この業界には、正直、過去の成功事例に囚われている方が多くいます。
例えば、テレビからITへと時代が変遷しても、いつまでもテレビに固執しているみたいな・・・(笑)
ただ、やっぱり、時代や環境にあっているものを選んでいかないと、勝ち残って行けないので、常にその都度時代に即したものを選んだり、考えたりすることは意識しています。

 

―どんな時にこの仕事をやっていてよかったと思いますか(成功体験)?―

自分で考えて行動したことで、お客さんが喜んでくれた時や、尊敬する人に認められたと思えた時ですかね。必ずしも次回も同じやり方でやろうとは思わないですが、やはりそういう体験は、“自信”に繋がっています。

 

―就活時に大企業を選んだ理由は何ですか?そして今尚大企業に居続ける理由はありますか?ー
一番は広告という業界で選びました。ただ就活時に様々な会社を見る中で、大きい会社に行けば大きいことに携われるとは感じ、大企業を志したのもあるかなと思います。
今も居続けている理由は、いろいろなことが経験できる、新しいことにチャレンジできるからです。正直、入社するまでは、こんなにも色々なことができると会社だとは知りませんでした。これは、大企業の魅力の1つだと思います。
また、ある程度希望すれば、誠心誠意で対応してくれるのもいいところです。今もし、次のキャリアとして、別のことをしたいと思った時も、柔軟に対応してもらえると思える点も続けていける理由です。
それから、子供が産まれてより感じるようになったこととして、守られているなという、安心感があります。
母親は、代わりがききませんが、大企業での仕事は、良くも悪くも代わりがききます。もし私が突然会社に来られなくなっても、誰かがやってくれる。そしてまたいつでもまた戻ることができる。子育てをしながら仕事をすると言う点では、とても心強いです。

 

私の大切な時間

―仕事以外の時間の使い方で大切にしていることは何ですか?―
子供との時間をとても大切にしています。仕事は変わりがいるけど、母親には代わりがいないので、私でないといけないことがやっぱりあるので、そこの時間は咲くようにしています。とはいっても、 自分の時間もやっぱり大事なので、(今はコロナで難しいけれど)月1回は夫と相談し、それぞれが夜に飲みに行くこともあります。

 

私の恋愛事情/結婚事情

―パートナーとの馴れ初めを教えてください―
夫とは、28歳の時に出会い、30歳の誕生日を迎えてすぐ結婚しました。付き合ってから4~5か月で同棲をして、割と早い感じで進みました。(笑)
彼が私の会社で出向に来ていて、普段の業務の中で、パーソナリティがよく見えて、不安な部分がなかったのが理由かなと思います。

 

―ずばり決め手は何でしたか?―
勢いもありましたが(笑)同棲をして見て違和感がなかったことが大きいです。私の仕事にも理解があり、広告代理店ゆえ当時は飲み会も多かったが、そういうところも含めて、ちゃんと分かってくれる人でした。

 

―同棲を始める時には、結婚を意識されていたのですか?―
一緒に住むとなったときに、親へ挨拶をしに実家まで来てくれました。その時に彼が、私の親にどういうつもりかと聞かれていて(笑)、
「もう少し経済力が整ったら将来のことは考えています」と答えてくれました。その頃からなんとなく、そのうちそうなるかなと思ってはいました。

 

―是非結婚を焦り始めるアラサー女子にアドバイスをおねがいしますー
正直結婚は、本当にタイミングかなと思います。焦らなくていいと思います。
結婚は家族ごとになるので・・・やっぱりある程度自分のことを受け入れてくれる人、子供を産んだりすると自分も変わるし、相手も変わるので、育った環境、価値観が合う人がいいかなと思います。

 

私のこれから

―今後どんなキャリアを目指したいですか?―
ずっと仕事はしていたいと思っています。社会で必要とされる人、誰かの役に立っていたいと思います。
現時的な話をすると、5年以内には、2人目がほしいと思っています。なので、今すごく楽しめている仕事をこのまま続けながら、母としての人生も両立させたいです。やっぱり大企業にいると、経済面での安定や、戻る場所があるという安心感があるので、そこは心強いと思います。ただ一方で、いる限りは認められたい、成果は沢山残したいという気持ちもあるので、出世したいという意思はないですが、努力が認められるのなら、上に行きたいという目標はあってもいいのかなと思います。

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